害獣と空き家のお話

駆除マーブルです。

今回はお問い合わせも多い空き家の害獣被害のお話です。

空き家といってもいくつかの種類があります。その中で一番多いのが、もともと実家として暮らしてきて老朽化や住んでいらっしゃる方の高齢化によって別に住まいを建築して空き家になったり、マンションや施設に引っ越すなどして住む人がいなくなり空き家になるパターンです。このパターンは近くにお住まいのことも多く、家に空気を通したり、納戸がわりに荷物を出し入れしたりと住んではいないが人の出入りが割とあるので害獣の侵入に気付きやすく、被害も割と軽いことが多いように感じます。

もう一つは同じようにもともとは実家だが、住んでいる人もいなくなり空き家になってしまい、場所が遠くてなかなかそこに行けないパターン。

この場合は被害に気づきにくく、大きな被害があってはじめて連絡をいただくことが多いです。

大きな被害といっても様々ですが、私の経験の中で一番酷かったのは、数ヶ月ぶりに実家に行ってみたらハクビシンが中で死んでいたケースです。

大量の糞尿により天井が抜けてしまい、室内に落下。穴が部屋の中央部だったため天井裏に戻れず、あちこちを引っ掻き回して出口を探すも見つからずに餓死してしまったと推測されました。

室内の襖や障子はことごとく破られ、糞尿が散らばり、臭いも相当にきつい状態でした。穴が部屋の隅の方であれば柱を登るなどして天井裏に戻ることもできたのですが、部屋の真ん中ではどうすることもできなかったのでしょう。

寒い時期だったため腐敗は進行しておらず、ウジの発生もなかったことが唯一の救いでした。

人が住んでいないからといって野放しにはできず、しっかりと消毒と清掃を行い、侵入口を遮断して解決することができましたが、今後住む予定もないのにとんだ出費となりました。

また建替えや更地にするために建物を解体するケースもありますが、この場合いざ解体となった時にご近所からストップがかかることがあります。

実際に空き家に害獣が住み着いているいないにかかわらず、しっかりと調査・駆除をしてからの解体じゃないと逃げ出した害獣がウチに入ってきては困るという理由からです。

こうなるとなかなかご近所の声を無視することもできず、解体のスケジュールも決まってしまっている中で慌てて弊社にご相談いただくことになります。

そこから調査に入り、害獣の有無や駆除計画を立案し、作業を行い結果を近隣の方たちにご報告するという流れになると相当に工事も遅れてしまいます。

こういうケースは最近増えており、空き家に害獣が住み着くという認識が広く定着していることを感じます。

実際に害獣が住み着いているかどうかはともかく、害獣にとって空き家は魅力的な住処になることは間違いありません。

雨風や寒さを凌げるという利点もありますが、その一番の理由というと、外敵・天敵である人間がいないからだと思います。

特にハクビシンやアライグマなどの動物にとっては、人間こそが一番の天敵であり、恐怖の対象となります。それを気にしなくていいというのは住み着く上で重要なメリットになるのでしょう。

またハクビシンやアライグマから狙われるネズミにとっては、人のいない室内は天敵が入ってくることもできず、布団や洋服などが置いたままならば、そこを寝床として快適に暮らすことができます。

空き家を所持していらっしゃる方、一度調査を検討してみてはいかがでしょうか。駆除マーブルでは、解体にあわせたスピード解決やご近隣への対応なども得意としております。

ぜひ一度ご相談ください!