【閲覧注意!】E様宅 神奈川県藤沢市アライグマ駆除

築30年 増築部20年

問合せ経緯:春先から1階天井裏でガタガタと音がし始め、少し気になっていたところ夜中に急に音が激しくなり、増築した部屋をあけたら中からアライグマが飛び出してきた。アライグマは家の中を逃げ回り、お風呂の網戸を破って外に逃げ出したが、天井裏から鳴き声もしてきたためネットで駆除マーブルを見つけ、調査のご依頼をいただきました。

現場調査:電話をいただいた日は現場作業がありましたが緊急性が高く、少しでも早めに調査ができるよう、現場終了後すぐにお伺いしました。

被害のあった増築部は3坪ほどで、今は納戸として使われていました。中に入るとまず臭いがひどく、アライグマの獣臭に混じって糞尿臭が感じられました。押し入れが開いていたので覗いてみると、天袋の天井が破れており、そこから室内に落ちてきたようです。剥がれたベニヤが散乱していたので、天井裏から爪でベニヤを削っていたと思われます。

KODAK Digital Still Camera

破れた天井から手を差し込んで写真を撮って見ると、断熱材がめちゃくちゃに荒らされていて、隅のほうでこちらを伺うアライグマが写っていました。

分かりずらいですが、奥のほうで目が光ってます

どうやら一度外に逃げたアライグマは戻ってきていました。鳴き声も聞こえます。姿は見えませんが3匹くらいは子供がいるようです。

続いて侵入口を探すと、もともとの建物との結合部に雨戸が引き込まれ、その隙間から出入りをしていました。というか、覗いてみたら今まさに天井裏から降りてくるところで、僕の姿を確認すると慌ててそのまま床下に潜り込んでいきました。

横向きの写真になっていますが左が天井側・右が床下側になります。真ん中右寄りにアライグマが写っています

増築部は天井裏も床下も独立していて、侵入口もここ1か所だけでした。

作業内容と金額:この日はもうかなり遅い時間になったので取り急ぎ天井裏と床下に忌避効果のある煙を入れました。翌日押し入れの天井を開口し中を確認するとアライグマの姿は見当たらず鳴き声も聞こえません。ただ前日よりも臭いが強くなり、獣臭とは違う臭いも混じっています。嫌な予感もしましたが、まずはダニ駆除・殺菌消毒・消臭をして荒らされた断熱材を撤去します。

天井裏に入り込めないので棒を使って断熱材を手繰っていると、重いものが引っかかりました。アライグマの子供です。死臭と腐敗臭がわずかにただよっていましたがまだ生きているような姿でした。

KODAK Digital Still Camera

死骸を丁寧に回収し、作業を続けていると今度は断熱材と一緒にこんなものが・・

KODAK Digital Still Camera

動物の頭蓋骨です。アライグマかな?頭蓋骨だけのわけはなく、あとからあとから他の骨がでてきます。ここまで白骨化しているということはもう何年も前にここで死んでしまった個体なのでしょう。一旦合掌して回収しました。駆除対象ではありますが、こうなると少し胸が痛みます。すべて回収し、もう一度消毒をかけ、出入口を仮遮断してこの日は終了。5日ほどおいて、音もなく出入りした形跡もないためしっかりと遮断しなおして工事完了です。

室内も消毒・消臭し、10年間の保証をおつけして150,000円のご契約をいただきました。

長く駆除の仕事をしているとこういう現場にも遭遇しますが、やはり気分の良いものではないですね。

アライグマの出産シーズンはまだまだ続きます。